ビーシュリンプの色抜けの原因は、大きく4つに分類できます。
- 明るさ
- 餌
- 遺伝
- ストレス
明るさ
ビーシュリンプはライトの影響で消灯時には体色が薄くなります。そのためライトを点灯した直後には体色が薄く見えますが、徐々に元の体色に戻ります。これは本質的な色抜けとは関係ありません。しかし、長い時間ライトをつけないでいると、体色は薄くなっていき、戻らなくなるので注意する必要があります。
餌
餌も体色に影響します。色揚げ用の餌が市販されていますが、餌の成分によって体色は変化をします。しかし、餌で赤みを濃くすることはできても、白を濃くする有効な方法はありませんし、餌が原因で体色が透明になることもありません。
ビーシュリンプに限らず、老化が進行すると体色は薄くなっていきます。少しずつ体色が透明になってきたと感じるのであれば、老化の可能性が高いと考えられます。
遺伝
体色は遺伝の要素が強く現れます。一般的にビーシュリンプは若いうちは色が派手に見え、親になれば若干体色が落ち着きます。また、ゆっくりと時間をかけて色が揚がる個体もいます。
死ぬ間際の個体は、赤い部分のつやがなくなり、薄くなる傾向があります。
ストレス
購入後に自宅に持って帰ってきた時や、購入後、到着して箱を開けてみたら色が薄くなっていて、驚いた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。わりと多くある事例です。
輸送時のストレスが原因で、色が薄くなることがあります。その後丁寧に水合わせをして水槽に入れたとしても水質の変化で色が薄い状態が続くことがあります。
体色が戻るのに数時間かかりますが、この場合は環境がなじむにつれて本来の色を取り戻します。