一口にろ過装置(フィルター)と言っても、様々なものがございます。
このページでは、それどれの特徴についてご説明します。
ろ過装置を種類に分けると、以下の7種類に分類できます。
- 外部式フィルター
- 底面式フィルター
- スポンジフィルター
- 外掛け式フィルター
- 上部フィルター
- 投げ込み式フィルター
- オーバーフロー水槽
1.外部式フィルター
水槽から離して設置するフィルターです。
設置は手軽ではありませんが、水槽の上部に設置するタイプではないので、照明器具の設置スペースを邪魔しません。比較して高価ですが、ろ過能力が高く、各水槽サイズにも適合した機種があります。ろ材を入れる容器と上部に水を循環させるモーターがついている構造です。フィルターの中で空気に接触しない構造なので、二酸化炭素を逃がしにくく、水草の飼育にも向いています。耐久性がよくお手入れがしやすいのも特徴です。
2.底面式フィルター
水槽の底に穴が開いたフィルターを置いて、その上にソイルを敷き、ポンプやモーターで水を循環させて底床自体をろ材として使う方法です。
底床全体をろ材として使用するので、容量が圧倒的に大きくろ過能力が高いです。ただし、お手入れをしないと目詰まりを起こしたりするので、定期的な清掃を行うか、その他のフィルターと併用するなどの対策が必要となります。水槽の外に設置する必要がないので、設置のスペースが必要ありません。手軽で安価なので初心者でも導入しやすいという特徴があります。
3.スポンジフィルター
エアーポンプに取り付けるタイプのフィルターです。基本はエアレーションと併用することでよりその力が発揮されます。
単体で使用することも可能ですが、他のフィルターに比べてろ過能力が低いといった性質があります。どちらかというと小型水槽向きで、大型水槽にはサブとして使用した方が良い。安価なので手に取りやすいですが、スポンジが目詰まりを起こすことがありますので、お手入れが必要です。
4.外掛け式フィルター
コンパクトなろ過装置で小型水槽向きです。水槽の縁に引っ掛けるだけなので設置、取り外しが簡単で、ろ材の交換も手軽に行うことができます。
ストレージにはエビの吸い込みを防止するためのスポンジの取り付けが必要です。酸素を取り込みやすい構造となっています。水槽の上部が空くので照明を設置しやすいというメリットがあります。
ろ材を定期的に交換する必要がありますので、維持費がかかります。
5.上部フィルター
水槽の上部に設置するタイプのフィルターです。設置には水槽にフチたついていることが大前提ですので、水槽のタイプによっては使えないこともあります。
酸素を取り込みやすい構造になっているのが特徴で、お手入れも簡単です。ただ水槽上部に全て被さるタイプなので見栄えが気になる方には不向きです。製品にもよりますが、モーター音、落水音が出るタイプのフィルターです。価格は比較的安価です。
6.投げ込み式フィルター
水槽の中にフィルターそのものを入れて使用するタイプのものです。小型水槽ではメインとして使用し、大型水槽ではサブとして使用することが多いもので、別名水中フィルターとも言います。
エアレーションを使う方法では、酸素供給も行えます。価格も安価で使いやすいのが特徴です。定期的にろ材を交換する必要があります。また、水槽の中に直接投入するので、見栄えを気にする方にはおススメしません。
7.オーバーフロー水槽
水槽の下に独立した濾過槽を設置し、水を落とし、ポンプでくみ上げて水を戻すという水槽システムです。
ろ過能力が非常に高く水質が安定しやすいという特徴があります。また、配管次第ではカスタマイズが可能です。しかし、規模が大きく設置スペースが必要で、棚など一式揃える必要がありますので高価になります。

このように、一口にろ過装置といっても、様々な種類があります。
特徴を踏まえた上で、最適なろ過装置で楽しいシュリンプライフをお送りください!