Facebook Twitter Instagram

ビーシュリンプは何を食べる?

ビーシュリンプは食欲旺盛です。水槽に餌を投入するとどこからともなく姿を現して餌に一気に群がります。

えさには動物性と植物性がある

ビーシュリンプは雑食性のためアクアリウム用のえさであれば何でも食べます。コリドラス用やプレコ用の沈水性タブレットも食べますが、ビーシュリンプの成長や色揚げに適した栄養素を配合したシュリンプ専用のフードも利用するのがおすすめです。エビ専用フードには栄養価が高い動物性とケールや有機ハーブなどを原料に利用した植物性があり、どちらもカルシウムや天然抽出ビタミン、各種ミネラルなどエビの成長に必要な成分がみこまれます。

また、ほうれん草やケールなど野菜も食べるので、おやつ代わりにあげるのも良いでしょう。ほうれん草は植物性タンパク質が多くカロチンなど栄養価が高く、ビーシュリンプの育成に適した餌です。

ただし、シュリンプは薬品には弱いので市販されている野菜に含まれるごくわずかな農薬も致命傷になりかねません。完全無農薬野菜を購入するか無農薬で自家栽培をしたものを与えましょう。そして、野菜類を餌として使用する場合はそのままだと固いので、1度熱を通します。茹でると栄養が流出するので、電子レンジが良いでしょう。入れっぱなしにしておくと水質の悪化につながるため、朝、水槽に野菜を投入し食べ残しがあるようでしたら、夜には取り出しましょう。

ばらけ具合が大切

他にビーシュリンプの餌に大切なのが、固さです。つまり餌自体のばらけ具合が重要なポイントとなります。水槽に入れて底床に到達するまえにバラバラになるようだとビーシュリンプが食べられません。また、すぐにバラバラになると砕けた餌が水中を浮遊しフィルターや飼育水を汚すだけになってしまします。
反対に餌が固すぎて、ばらけないとエビは集まってきますが、集まったビーシュリンプしかたべられず、全てのビーシュリンプに餌が行き届かないという事が起きてしまいます。理想の餌とは、低床に到達した後、その臭いでビーシュリンプが集まってきた頃に徐々に餌がばらけていくことが良い餌だと考えられます。
現在、餌を開発するメーカーやブリーダーは水中でのばらけ具合を計算し、理想的な沈下速度や固さ配合成分など研究し追求しています。

餌の与え方

餌は一日一回与えます。数日留守にする際も餌が切れても問題ありません。ビーシュリンプは水槽内にある有機物やバクテリアを食べて過ごします。人工飼料はビーシュリンプが1〜2時間程度で食べ終わる量を入れます。また、野菜系は水質の悪化に繋がる為、ろ過を充実させたり定期的に水換えをするなど、水質に注意してください。
餌によってはまるで大きなエビの様に群がることもあるため、ビーシュリンプが団子状になった様子を眺めるのもシュリンプ飼育の楽しみの一つです。