シュリンプがくるくる舞う「抱卵の舞」とは

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同時に泳ぎ回る壮観なハーモニー

ビーシュリンプを飼育していると水槽の中をたくさんのエビが、同時に水槽の中を泳ぎ回ることがあります。このようにくるくると舞う姿は「抱卵の舞」と呼ばれています。

月の引力?

なぜそのような動きをするのかは、満月(月の引力)の影響を受けているのではないか、脱皮の時に放出されるホルモンの影響ではないか等、様々な説があります。

シュリンプは一般的に、新月、上弦の月、満月、下弦の月といった日に抱卵することが多いと聞きますが、これはシュリンプがこの月周りの日に脱皮しやすい事と関係があるようです。

脱皮ホルモン

脱皮ホルモンと言われる脱皮を起こさせるホルモンがありますが、甲殻類ではY器官のホルモンです。Y器官は甲殻類の触覚節または小顎節にある無動管の腺様組織で、Y器官を除去すると脱皮が妨げられ、またこれを移植すると脱皮が誘発されることから、この器官は脱皮を促進するホルモンを分泌する内分泌腺であると考えられています。

脱皮と月が関係するのであれば、月がホルモンに及ぼす影響は密接な関係にあるのかもしれません。そもそも月は地球に最も近い天体であり、地球に対して重力の影響力も強く働いています。古代より世界中の多くの人々が残した神話にも、月が数多く登場します。

日本でも人気を集めた「月の魔力」の著書であり、「バイオタイト理論」を提唱した、米国フロリダ州マイアミの精神医学者でマイアミ市の精神医学コンサルタントも務めているアーノルド・リーバー博士は、地球は月の引力によって潮汐現象を起こしており、満月には月の引力によって血液や内分泌などの体内の「水」が影響を受けており、ホルモンや脳の状態が変わると、言っています。

月の満ち欠けと様々な現象は諸説ありますが、シュリンプの「抱卵の舞」は月が持つ不思議な力なのかもしれませんね。

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